香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2008年09月27日

15という数字

0、1、2、1、3、2、2、2、1、0、1・・・この数字を全部足すと15になります。何の数字かといえば、大学卒業後、それぞれの1年間で引っ越しした回数です。医者になって最初の11年間で、実に15回も引っ越ししました。一番多い年は3回ですが、実際は6ヶ月間で3回ですから、住民票とか公共料金とかの手続きが本当に大変でした。医局(教授)の指示による人事異動、自主的な国内留学・・・ほとんどはこうしたまともな引っ越しですが、中にはマンションの銃撃騒動(福島県にて)なんていう理由もありました。

引っ越しも慣れてしまえば簡単なもので、一番の教訓は必要な物だけ出すということでした。荷物は引っ越してきたままダンボールの中に保管(放置といった方が正しいかも?)しておき、必要になった物だけをその都度出していくと、次の引っ越しも非常に簡単です。これで学習したことは、本当に必要とする物は実はあまりないということでした。多くの物は、実はなくても何とかなるモノばかりでした。

二番目の教訓は、引っ越しの際には男はあまり役に立たないということでした。まあこれは、僕だけに当てはまることかもわかりませんが、実は引っ越し準備を真剣にやった記憶がほとんどありません。「忙しい」の一言でごまかして、ほとんど家族にやってもらっていたからです。

三番目の教訓は、環境の変化も結構楽しいということでした。新たな病院での勤務、よく知らない街での暮らし、新しい人たちとの触れ合い、そして新たな患者さんとの出会い・・・勤務当初の緊張感が次第にほぐれ、苦労しながらも自分がその環境の中に溶け込んでいく過程がとても好きでした。これが、子どもの時はまったく正反対の状況でした。進級時の新しいクラスや新しい先生など、子ども社会の中で自分のポジションを探すのが下手な少年でしたから、人は変われば変わるものです。でも、たまに初体面やサプライズに弱い一面が顔を覗かせて、戸惑ったりもします。

引っ越しの最大のコツは、いらないものをいかに見つけ出して、どれだけ処分できるか、これに尽きると思います。その結果、所持していた物や引っ越し代は減っていっても、人とのつながりや思い出はドンドン貯まっていく、そんな幸せな引っ越しを数多く体験させてもらった勤務医時代の前半10数年は、僕の大きな財産でもあります。

投稿者 staff : 2008年09月27日 08:05

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