香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2018年03月14日

基準の違い

熱が続いていることが心配で受診されたお母さんが「昨日、違う病院で喉が赤いと言われました」という診療情報をもらいました。でも、実際に診察してみると『あれ、あまり問題はないぞ・・・』ということがあります。この場合、昨日もらったお薬でよくなってきた可能性があります。そしてもう一つ、昨日診てもらった先生と僕の“喉が赤い”という基準が異なっていることも考えられます。

「咳がひどいんです」、「ずっと下痢が続いているんです」・・・外来でよくある訴えです。この“ひどい咳”にしても、“ひどい”程度はお母さんやお父さんごとに異なっている場合が多いように思います。別のお母さんにとっては「ちょっと咳が出るぐらい」のこともあります。“下痢”も問題になるレベルだったり、あまり気にしなくてもよい程度だったり、やはり個人個人で違いがあります。

下痢をしたオムツを持ってきてもらったり、下痢の写真を撮ってきてもらったり、外来でさまざまな便の写真を見てもらうことで、ある程度“下痢”の情報を共有できます。咳についても、咳き込んで吐いたり、夜も眠れないような咳だったり、突発的に出る咳だったり、一端出始めると止まらなかったり、詳しく情報を伺うことで、医学的に“ひどい咳”なのか、まだそこまでは悪くないのかが判断できます。乾いた咳、湿った咳、胸が少しへこむような陥没呼吸を伴う咳、ヒューヒューといった喘鳴を伴う咳・・・こうした状況を聞いて重症度の判定に役立てます。

小児科に限らず、訴えをお聞きする上でそれぞれの“基準”が少しずつ異なっている可能性があることを頭に入れておく必要があります。それは医師と患者さんの間だけではなく、初めに書いたように医師同士でも“基準”が違っている場合があります。“喉が赤い”、“湿疹がひどい”、“胸の音が悪い”・・・こうしたコメントがあればまったく正常でないことは確かですが、子どもさんの活気や食欲、他の症状や異常所見などを総合的に見て判断していきます。ただし、「何かいつもと様子が違うんです」、「とにかく不機嫌なんです」こんな訴えの場合は、お母さんやお父さんの“基準”が一番正確だと思っています。

投稿者 staff : 19:31

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