香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック 小児科・アレルギー科・小児循環器内科

プライバシーポリシー

青空がのぞく診察室から

ホーム >> 青空がのぞく診察室から >> 小児科ことば

« 自撮り | メイン | アナログ復活? »

2018年02月03日

小児科ことば

「モシモシしますよ〜」「はい、お口アーンして」・・・どこの小児科外来でもよく耳にする言葉だと思います。「ポンポンいたくないかな?」ここらへんまでは小児科で子どもさんに語りかける場合の“標準語”でしょうか。「ゲボする」「ビチビチうんち」嘔吐や下痢のことですが、これはあまり一般的ではないものの、僕も時々口にしているように思います。

先輩医師が言っていたのを耳にしたのか、看護師さんたちが言っていたのか定かではありませんが、いつの頃からか自分も外来でこうした“小児科ことば”を使っていました。過去には何度か、子どもさんと一緒にお母さんやお父さんの診察をする時に、ついうっかり「お口アーンして」と言ってしまい、とても恥ずかしい思いをしたことがあります。

一方、子どもたちが使う“小児科ことば”もあります。「きょうはイタイタないかなあ?」「チックンしない?」この類いの言葉は、注射嫌いの子どもさんたちが診察室に入ってきてよく口にします。「のどコチョコチョ」これはある男の子が教えてくれた言葉です。アデノウイルスや溶連菌などの迅速検査のことで、「今日はのどコチョコチョしない?」とたびたび尋ねられます。「大丈夫、今日はのどコチョコチョないよ」と言ってあげると、安心して診察が進みます。もちろん、喉が特徴的で迅速検査の必要があると思われる場合は頑張ってもらいます。先日は違う子どもさんに「おはなツンツンしない?」と聞かれましたが、これはインフルエンザの迅速検査のことです。確かに今の季節は“おはなツンツン”の検査がとても多くなっています。

ただ、本当の“小児科ことば”は子どもたちからの“言葉にならないことば”だと思っています。「いたい」と言えない赤ちゃんや乳児さんでも、痛い場所を触ったら泣くことや動きで教えてくれます。あるいは普段とは異なる機嫌の悪さで体調の悪さを訴えてくれます。いつも以上によだれが多い時は、喉の痛みが強かったり、口内炎ができていたりしているサインかもわかりません。子どもの仕草や動作は正直です。子どもたちからのこうした“言葉にならない小児科ことば”を聞き逃さない(見逃さない)ようにしたいと思っています。

投稿者 staff : 2018年02月03日 08:22

ページトップへ

Copyright © 2009 Akita children's clinic. All rights reserved.