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2017年11月10日

特別警戒警備の東京へ

11月5日に東京都で「子どもの心の診療医養成研修会」があったので参加してきました。4日土曜日午後の外来を終えた後、高松空港発の最終便で羽田に着いたのですが、折しも東京は翌日のトランプ大統領来日に備えた特別警戒警備の最中でした。報道されていた通りに駅のコインロッカーにはすべて使用中止の張り紙が貼られ、ゴミ箱も撤去されていました。研修会当日の5日は首都高速道路なども広範囲な交通規制が行われていましたが、泊まったホテルは茅場町、研修会場は墨田区横網町で、すべて東京メトロや京急での移動だったため大きな影響はありませんでした。ただ帰りの羽田空港発最終便に使用する機体の整備に時間がかかったとのことで、30分以上遅れての出発となりました。

今回の研修会では「乳幼児の食行動の発達とその支援」「子どもの不安の理解と保護者へのアドバイス」「乳幼児とメディア」「発達障害を疑うポイントとフォローについて」という4つの講演がありました。すべて有用な講演でしたが、その中の「乳幼児の食行動の発達とその支援」についてちょっとご紹介したいと思います。

『離乳食をあまり食べてくれないんですけど・・・』というご相談を時々受けることがあります。そういう場合は、根本的に何かの病気がある場合は別にして、“食べさせてもらう離乳食”だけではなく“自分で食べる離乳食”への取り組みが必要とのお話でした。子どもたちは生後6か月ぐらいから自分の手で持って食べようとします。いわゆる“手づかみ食べ”という機能が発達してくる時期ですが、その発達を妨げないことが大切だというわけです。ところがこの時期に与える離乳食といえばドロドロで自分の手では持てないものばかり。とはいえ、スプーンなどを持って食べるのもまだ無理・・・ということで、赤ちゃんせんべいやボーロなどの自分で持って口にすることができるおやつをお勧めしてくださいと言われていました。

離乳初期のおやつは栄養補給ではなく、“自分で食べる練習”“手づかみ食べの練習”が主な目的です。アレルギーを心配して離乳食の開始を大きく遅らせる方もいますが、食物アレルギーに関する考え方も最近ではずいぶん変わってきています。せっかく作った離乳食を手でグチャグチャにしてしまったり、そこら中にばらまいで後片付けが大変だったり・・・しかし、食べさせてもらうだけでなく手づかみ食べを経験させることで、食に対する興味や自分で食べる意欲を育てることが何よりも大事だと強調されていました。何事においても、幼児や小中学生だけでなく、幼い頃から子ども自身の意欲に気を配ることが大切だとあらためて感じました。

投稿者 staff : 2017年11月10日 08:13

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