香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2016年03月31日

それぞれの3月

3月に入ると、患者さんからいろいろな挨拶をいただく機会が増えてきました。「転勤が決まったので引っ越します」、「大学に行くことになりました」、「春休みは実家に帰るので少し長めに薬をください」・・・軽い感染症を中心に受診してくれていた人が多いのですが、中には重症の病気を抱えている子どもさんもいました。

重い心臓病で手術をした少年は、高松日赤時代からずっと診せてもらっていました。何度も入院を繰り返していた彼も、この春に大学に合格して、遠方で一人暮らしをすることになりました。赤ちゃんの時の彼を知っているだけに、ちょっと感慨深いものがありました。もう今頃は、新しい場所で、新しい挑戦の日々が始まっているはずです。多くの食物アレルギーを抱えている少女も、お父さんの転勤に伴って関西方面に引っ越すことになりました。間違って食べたりするとアナフィラキシーを起こす可能性があるので、エピペンという緊急注射を持っている子どもさんでした。いろいろと我慢を強いられた生活の中でも、とても明るくて積極的な女の子に成長されました。

心臓病など慢性的な病気を持っている場合やアレルギーなどでしっかりとした情報を先方に伝えたい場合、ちょっとした注意が必要な子どもさんの場合などでは、転居先や実家周辺での受診に備えて紹介状を持って行ってもらいます。僕の郷里である徳島県や、二度にわたって勤務した西讃地区や高知県などではある程度その地域の医療状況がわかるので、安心して任せられる旧知の小児科医の名前をお教えすることもあります。その他の地域でも、心臓疾患やアレルギー疾患などの場合はそれぞれ専門医の名前がおおよそわかるので、やはり同様に信頼できる先生をご紹介しています。

一昔前は、カルテだけでなく紹介状も全部手書きでした。文字や文言を間違えると失礼なので、書き間違えないように気をつけて書いていくのですが、書き終わる頃になって漢字の間違いを発見したり、文章のつながりがおかしくなったりしてしまうことがよくありました。それでは失礼に当たるので初めから書き直しをすることになりますが、そういう時には不思議とまた同じような間違いをするのでした。手書き時代はそんな苦労があったものですが、今は電子カルテが主流の時代です。紹介状もコピー&ペーストなどを使いながら書けるし、文言や漢字を間違っても簡単に書き直せる時代です。
しかし、紹介状の書き方は違っても、紹介状に込めた思いは今も昔もまったく変わりません。新しい場所で、新しい学校で、新しい環境で、また頑張って欲しいと願うばかりです。

投稿者 staff : 22:19

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