香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2013年08月29日

はははのはなし

本屋さんの児童書コーナーに『からすのパンやさん』の続編が並んでいました。僕の子どもたちが大好きだった『からすのパンやさん』でしたが、からすのパンやさんの子どもたちが成長して、それぞれ『からすのおかしやさん』、『からすのやおやさん』、『からすのてんぷらやさん』、『からすのそばやさん』を開店するまでのお話しです。さっそく購入してクリニックの待合室に並べました。作者は「かこさとし」さんですが、他の本でも子どもたちは大変お世話になりました。『だるまちゃんとてんぐちゃん』、『とこちゃんはどこ』、『はははのはなし』なども大好きでした。

ところで、小児科の外来をしているとちょっとした歯の異常を見つけたり、歯に関するご質問を受けたりすることがけっこうあるものです。
という流れに乗って、今回はクリニック版“はははのはなし”です。

子どもの歯は生後7〜8ヶ月頃に下の前歯から生え始めることが多く、2歳半ぐらいまでに20本の乳歯が生え揃います。6ヶ月以前に生えてきたり、下の前歯からではなく上から生えたり、前歯より先に他の部分から生えたりすることもありますが、歯の生え方は個人差が大きいので心配ありません。1歳を過ぎてもまだ歯が生えていない赤ちゃんもいますが、1歳2〜3ヶ月ぐらいからまとまって生えてくる場合もあるのでほとんどはそのまま様子を見ています。ただし、なかには小児歯科を受診してもらった子どもさんもいました。
前歯と横の歯がくっついて1本の歯になっている癒合歯はときどき見かける異常です。この癒合歯や、乳歯が欠如している場合などは、虫歯の原因になったり永久歯の異常につながったりするので、小児歯科の先生に診てもらう必要があります。

やはり、何と言っても一番の気がかりは虫歯だと思います。
1歳6ヶ月頃に早くも虫歯が疑われる場合、その原因としては寝かしつける時に習慣的に母乳やミルクをあげていたり、ふだんから哺乳瓶でジュースやイオン水を与えたりしていることが多いといわれています。眠っている間は口の動きも少ないので、唾液による洗浄的な働きが落ちるからです。こうした場合、前歯に虫歯ができやすくなります。歯は生えてきてから2年間ぐらいがもっとも虫歯に対する感受性が高いのだそうです。年齢でいうと2〜4歳ぐらいに相当すると思いますが、この時期はおやつもいろいろ食べ始める時期でもあるので、十分に注意したいところです。

投稿者 staff : 08:16

2013年08月26日

村木厚子さんの言葉

しばらく前になりますが、厚労省社会・援護局長の村木厚子さんが同省の事務次官に就任されたというニュースが流れていました。村木さんは9月に米子市で開催される日本小児心身医学会で、『子どもの未来を考える』という特別講演をされる予定です。

村木厚子さんといえば郵便不正事件で無罪が確定した後、厚生労働省に復帰して局長を務めていた人です。新聞記事によれば、女性事務次官は約16年ぶりだそうで、「次は次官だと言われた時は少しひるんだが、後輩の女性に『昇進の話は絶対に受けろ』とずっと言ってきたので、ここで私が引けないと思った」との決意だったようです。
郵便不正事件における冤罪の苦境を乗り越えて事務次官になった心境を聞かれて、「人生には思いもよらない大変なことが起きるが、その中で一生懸命やることで違う道が開け、自分に力が付く面もある」と応えたと書かれていました。たいへんな逆境を乗り越えてきた村木さんの言葉だけに、より一層心に響いてくるものがありました。

自分も子どもの頃には病気と向き合う毎日でした。浪人時代も長く、医師になってからも乗り越えなければいけない壁がいくつもありました。そんな時には本が拠り所でした。歴史上の人物を描いた小説や名言集などを読んだりもしましたが、本を読んだからといって根本的には何も解決はしていませんでした。

人生訓や名言集などを読んでみて僕なりに思ったのは、こうした本の主旨は大きく次の3つにまとめられるのではないかということでした。1」過去はけっして変えることはできないけれど、未来はいくらでも変えることができる、2」自分の考え方によって、あるいはとらえ方によって、すべての事柄はまったく違ったものになってくる(よい方向に導くことができる)、3」できない言い訳ではなく、できるための方法を具体的に考え、それを実行に移す・・・。『○○ができる本』を読んでも必ずしも○○ができるようにならないのと同じで、結局は望ましいことを続けられるかどうか、つまりは考え方を含めてすべては自分次第だということです。
村木さんの記事を読んで、そんなことを思い出していました。

投稿者 staff : 20:29

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