香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2012年09月29日

小児アレルギー学会に木暮太一さん

9月15〜16日に小児アレルギー学会が大阪で開催されたので、土曜日の午前診を終えてから参加しました。小児アレルギー学会なので、主な内容は食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などの講演やシンポジウム、研究発表などでした。

若い頃、学会といえば自分が発表する場でした。とくに小児循環器学会では毎年発表するのが一種の義務のようなものでした。当時の発表はスライドが主な手段でしたが、手書きやワープロで作った文章や、数字、アルファベット、記号などのレタリングシールを使って、スライドを自作していたものでした。最近の学会は当然のごとくパワーポイントなどのプレゼンテーション用ソフトを駆使し、視覚的にも内容的にも手の込んだ発表ができるようになっており、自分が学会デビューした約30年前とは隔世の感があります。

ところで、7月にあった小児循環器学会もそうでしたが、全国学会では異分野の方々の講演が聴けるのも楽しみの1つです。今回の学会では建築家の安藤忠雄さんと経済入門書作家の木暮太一さんによる特別講演がありました。時間の関係で木暮太一さんの講演だけ聴きましたが、非常に興味深いものでした。

わかりやすい経済学入門書で有名な木暮太一さんらしい『わかりやすく説明する力』というタイトルの講演でした。医療者にとっては患者さんやご家族に病気や治療などについてどれだけ判ってもらうか、理解してもらうかということが非常に大事なことなので、会場はほぼ満席でした。

『わかりやすく』といえば一般的には“話し方”や“表現力”などの技術に走ってしまいがちですが、結論からいうと『“相手に理解してもらいたい”と思う気持ち』が一番大切なことだとのお話しでした。“しっかり理解してもらいたい”と思う気持ち、“十分にわかってもらいたい”と願う気持ちが、相手の立場に立った言葉や内容に表れてわかりやすい説明へと導いてくれるのでしょう。「自分の立場や視点から話す・伝える」ことをしても、「相手にわかってもらう・伝わっている」とは限らないわけで、これは医療の現場だけではなく、日常の人間関係でも同じことなんだなあと思いながら聴いていました。特に親子の間では一方通行になってしまいがちなので・・・。

投稿者 staff : 20:08

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