香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2012年06月22日

ある朝、突然に・・・

それは土曜日の朝の出来事でした。クリニックに来て、いつものように電子カルテやレントゲンの電源を入れてシステム起動を確認、さあ準備オッケー!・・・と思った矢先、突然に院内の照明が消えて、すべての機器の電源が切れてしまいました。やばい、ブレーカーが落ちたのかも?と思って基盤を見ても落ちていない・・・・・・それは突然の停電でした。

電気が来なければ電子カルテはもちろんのこと、順番予約システムの院内パソコンも当然見られません。過去5年間で2〜3回あった停電のようにすぐに回復するだろう・・・そう思って10分ぐらい待ってみましたが、事態は何も変わらない。電話帳で調べた緊急時の番号にコールしてみたけれど(一般電話が使えないので携帯電話で)、「ただ今停電の原因を調べていますのでしばらくお待ちください」とのこと。停電後に出勤してきたスタッフによると、クリニックの東側の信号は止まっていて警察官が出動していたけれど、すぐ西側の信号はちゃんと作動していたとか。どうやらこのあたり一帯だけが突然の停電にさらされているようでした。

もうすぐ8時45分が来る、それを過ぎるとアイコールシステムが作動して患者さんの順番予約の受付が始まる。でも今の状態では受付はもちろん、過去カルテも見えないし投薬もできない。当然薬局の方も投薬関連の機器が止まってしまっている。急いでアイコールの管理会社に電話して(もちろん携帯電話で)、停電のアクシデントとアイコールシステム臨時停止のお知らせを出してもらうようにお願いしました。その時点で、停電発生から約30分が過ぎていました。

暗い院内でスタッフたちと「診察中に突然停電になったらどうしよう?」、「アイコールシステムが作動してから停電になってしまった場合はどう対応しますか?」といろいろ議論をしていると、停電などではビクともしない電池式で働き者の院内時計が9時を知らせてくれました。やがて、アイコールの画面を見ていなくて院内システムが止まっていることを知らない患者さんが、2人ほど直接来院されました。事情をご説明したところ、「わかりました、また画面を見てシステムが回復してから出直してきます」との快いお返事をいただきました。
待つこと約1時間、9時15分頃だったでしょうか、院内に待ちに待った明かりが点りました。電子カルテやアイコールのパソコンたちもようやくパワーを取り戻しました。9時30分からアイコールシステム再開、その後しばらくしてからいつもの診察風景が戻ってきました。

高熱が出ていたり、何度も嘔吐したりしていて、少しでも早く診察を・・・と思われたお母さんもいらっしゃったと思います。電話もまったく通じなかったので困られた方もおいでたでしょう。でも、クリニックがいつもの診察力を取り戻すまでじっと待っていただき、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

しかし、最近の医療が電気の力に支えられていることを今更ながらに実感しました。聴診器やライトを使って診察して紙カルテに記入し、院内の在庫薬品で処方するだけなら電気なしでも可能ですが、公平な受付、詳しい検査、院外処方となるとまったくお手上げです。電力不足の折、この夏には計画停電が実施される可能性もあります。かかりつけ患者さんの中には在宅酸素を使っている人が数人いるので、電気が来ない時間が長くなると体調にも大きく影響してきます。今からいろいろなケースを想定して準備しておく必要がありそうです。
とにかく、多くのことを学ばせてもらった緊急停電の朝でした。

投稿者 staff : 08:22

2012年06月08日

105年・・・

6月6日の水曜日には『金星の太陽面通過』がありました。太陽の手前を金星がゆっくり横切る珍しい天文現象でした。5月21日の金環日食を見るために購入していた日食グラスを使って、午前診の空き時間にスタッフと代わる代わる観察しました。彼女たちは金星が簡単に見つけられるのに対して、視力の関係か、僕は数回やっても太陽しか見えませんでした。チャレンジすること数回、スタッフにおおよその金星の位置を図示してもらってやり直し、そうしてようやく丸い太陽の顔にあるごく小さなホクロのような金星を確認することができました。子どもの頃から天文好きだった自分にとっては、金環日食に続いての記念すべき体験でした。

実は2004年にも『金星の太陽面通過』があったとのことですが、「どうせまた8年後にあるから・・・」とでも考えていたのでしょうか、その時の記憶はまったくありません。でも、次に観察できるのは今から105年後の2117年なのです。今、地球上に生きている人のほとんどが不可能に近い105年後だからこそ、今回はこれだけ盛り上がったのでしょうか。

この105年とは比べようもありませんが、6月5日はクリニックを開院してから丸5年の開院記念日でした。長かったようで短かった5年間でしたが、それまでの勤務医時代とはずいぶん異なった時間や体験を与えてくれた月日でもありました。スタッフや患者さん、関係者の方々に支えてきていただいた5年間でした。
105という数字はさておき、5年、15年、25年と自分なりの診療を積み重ねていきたいと思っています。

投稿者 staff : 08:35

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