香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2011年08月30日

ただいま

この8月にはいくつかの『ただいま』がありました。

いつもの年のように、クリニックのお盆休みには2ヶ所の実家を訪れました。それぞれの親がそれぞれにそれなりの病気を抱えているので、それぞれがそれぞれの気持ちで数時間を過ごしました。しばらく会っていなくても、たった一言の「ただいま」から、これまでの数十年とまったく同じような親子の時間が流れていくのが不思議でもあり、印象的でもありました。わずか数時間ではありましたが、それぞれの両親にとってはその後に何日間も話題に上る数時間なんだろうと思います。
両方の実家とも、自分たちの視界から僕たちの姿が見えなくなるまで、玄関先でずっと手を振り続けているのもいつもと同じ風景でした。もっともっと「ただいま」を言ってあげられる機会を増やしたいとは思っていますが・・・。

徳島に帰省したついでに、卒業した高校の風景も見てきました。実は今春の選抜高校野球大会に母校が初出場したのでした。21世紀枠での出場でしたが、1回戦では強豪校に勝利して校歌を聞かせてくれました。自分の卒業式以来の校歌でしたが、耳にすると無性に懐かしくなり、一度立ち寄ってみようと思っていました。卒業してから30数年が経ち、校舎の姿だけでなく周辺の景色もすっかり変わってはいましたが、若い頃に多感な日々を過ごした思い出は鮮やかによみがえってきました。

校舎に対して堂々と「ただいま」を言えるほど充実した高校生活ではなく、むしろ後悔や劣等感と闘っていた数年間でした。10代のあの頃には、自分が50代になった時の様子などは想像もできなかったはずです。歩んできた道程よりも、これから歩いて行ける道程の方が短くなってしまった今では、あと数十年を本当に後悔しないように生きていきたいと、改めて思わせてくれた母校の姿でした。

家を巣立っていった子どもの「ただいま」もありました。以前とまったく変わっていないことへの大きな安心と、少しも変わっていないことへの多少の不満が入り混じった気持ちで「おかえり」を言いました。1週間足らずでしたが、親よりも友人、実家よりも大学が生活の中心になっているのを目にして、安堵と共にかなりの寂しさを感じた里帰りでした。高松を出発する時の挨拶も、「行ってきま〜す」じゃなくて「じゃあ、帰りま〜す」だったし・・・。

かく言う僕も、しばらく離れてしまっていたこのブログに、本当に久々の「ただいま」です。

投稿者 staff : 16:00

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