香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2010年03月28日

ハンドルを置いた日

父が今日、車を手放しました。運動神経に自信がなくなったこと、何かあって他の人に迷惑をかけてはいけないと考えたこと、などが原因だったようです。まあ80歳を過ぎても運転を楽しんでいたことを考えると、よくぞここまで・・・とも思います。

免許を取ったのは40代に入ってからでかなり遅い方だったのですが、車(ニッサンのサニーだった)が来てからしばらく経って、「世界が変わった!」と僕に言ったことを覚えています。その後はトヨタのファミリーカーばかりを何台か乗り継いで来ていました。しかし、“世界を変えてくれた”車に乗ることを止めざるをえなくなったということで、子どもとしては、また“世界が小さく変わってしまう”ことが心配でもあります。

あまり弱音を吐くことがなかった人なのですが、先日いつもの様子伺いの電話をした際、「運転に自信がなくなったので車を売ろうと思う。もう運転するのは止める」と初めて聞かされました。実は母もその決意はまだ聞いていなかったようです。僕に話すことで、最終的に気持ちを吹っ切ろうと思ったのでしょうか。

父親や母親が、それまでできていたことが一つ一つできなくなっていく事実を知るのは、子どもとしてはけっこう寂しいものがあります。我が子が、成長と共に一つ一つできることが増えていくことを見る楽しみとまったく逆の感情ですね。近くに住んでいればいろいろ援助できるですが、現状のままではつらいところです。

今日は父がハンドルを置いた日なので、しょげていないかと心配で電話してみました。
「ああ、自転車で碁の試合に行っていたよ!」グループで1位だったそうです。頭も口もまだまだ現役でした。

投稿者 staff : 22:13

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