香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2009年02月25日

ある読者

このブログを見てくださっている方々からよくご意見をいただきます。多くは好意的なものなのですが、中には違う人がいます。

開業が決まった時に真っ先に考えたことは、「人の真似はしたくない」ということでした。もともと性格的にそういうタイプなので、昔から人があまりやっていないことや新しいものが大好きでした(そのためによく失敗もしましたが)。たとえば、診療所の診察室はたいてい窓際に設置しますが、自分の希望で出来上がった診察室には通常の窓がなく、あるのは小さな青空がのぞくトップライトだけです。ブログも同様で、よくあるような単なる日記風のものにはしたくありませんでした。

そこで始めたのが、今のこのスタイルのブログでした。文章を書くこと自体は嫌いではないので、自分としては結構楽しみながら、時には案が浮かばずに苦しみながら、何とか今まで続けて来られました。そのブログを向上させるためには批評や批判をいただくことが大事ですが、ある一人の読者の意見が一番気になります。

「前にもよく似た内容があったね」
「そう言えば同じような表現を読んだことがあるけど」
「できればもう一ひねり欲しかったなあ」
「あの内容は良かったよ」
「今回のは結構笑えるね」
・・・そして時には「お父さんの知らなかった一面を知ったよ」

長女からのそんな意見が、大変ありがたくもあり、一番のプレッシャーだったりします。
まあ、日頃君たちが見ているのとはちょっぴり違った父の姿もあるってことですよ。

投稿者 staff : 23:03

2009年02月21日

少年の夢

以前、このホームページ内の『医療現場からの子育て便り』に、次のような一節を書きました。

【「なあ秋田君、いい機会を与えてもらったんだと思って、それをこれからの自分に生かすように考えようよ。こんな時にしかできないことを一緒に探してみようや」小学校6年の時、交通事故で長期入院してくさっていた僕に担当医が掛けてくれた言葉でした。この担当医と過ごした3ヶ月は、結果的にその後の僕の人生にとってかけがえのないものとなっていく訳です。「退院が決まったら、病院の屋上でキャッチボールをしよう」彼と交わしたささやかな一つの約束が、3ヶ月にわたる僕の入院生活を支えてくれたのでした。】

その担当医は交通事故によるケガだけではなく、入院ですさんでいた僕の心のケガのケアもしてくれました。その担当医に憧れて、「僕も先生みたいになりたい」と思ったのが、医師を志した大きな理由でした。そしてもう1つ、入院中の秋田少年が医師を目指した隠れた理由があります。

交通事故でも12歳だったので小児病棟への入院でした。検温、連日の検査やリハビリ、そして注射・・・殺風景な毎日が続いていましたが、入院後数週間して看護学生さんがやってきました。自分の担当になってくれたのは、名字が自分と同じひらがなで始まるかわいい人でした。担当医とはまた別の意味で、少年はその“白衣の天使”にも憧れたのでした。少年期は少し年上の人によく憧れるものです。“医師になるとあの看護師さんと一緒に仕事ができるんだ”という子どもっぽくて単純な、ある意味では非常に純粋な少年なりの理由でした。その後、現実に医師になれたものの、少年の意に反して、その年上の看護師さんと出会うことはありませんでした。

12歳の幼き日に看護学生さんにも憧れた少年の夢は、今では家族といるよりも長い時間を毎日看護師や事務スタッフたちと過ごすという形で実現できたようです。

投稿者 staff : 21:14

2009年02月14日

バレンタインデー

今日はバレンタインデーでした。“本命チョコ”時代ははるか昔で、もちろん“友チョコ”世代でもなく、人生の大半を“義理チョコ”で過ごしてきました。見返りのプレゼントを期待する子どもたちからの“見返りチョコ”もありました。勤務医時代、義理チョコの数が減ってくると、自分で“見栄チョコ”を買って帰ろうかと思ったりもしました。最近は自作の“マイチョコ”や“世話チョコ”もブームのようです。

日本で消費されるチョコレートの約20%がバレンタイン関連とのことですが、女性がチョコレートを贈る習慣は日本で始まったものだそうです。欧米ではチョコレートを贈ることはあっても、チョコレートに限定されていないようです。4月14日に果物のオレンジやオレンジ色の物を贈り合うオレンジデーもあります。外国では彼女いない歴が長い男性のために4月14日をブラックデー、5月14日をイエローデーとして、黒い服や黄色い服を着て、それぞれ黒い食べ物や黄色い食べ物を食べて、彼女ができるように祈願する日もあるようです。

こうした○○デーや記念日などの特別な日も、どうも日本では商業ペースに乗せられてしまっている印象があります。バレンタインデーやホワイトデーに限らず、「誕生日はケーキ、おもちゃ」「子どもの日にもやっぱりおもちゃ」「新設の孫の日にも当然おもちゃ」「母の日にはカーネーション」「クリスマスは定番のケーキ」などです。イベントを楽しむといえばそれまでですが、企業にうまくあやつられているような気もします。

まあ、そうは言っても、結局は外箱が逆に印刷された新発売の「逆チョコ」をスタッフに配っている自分がいます・・・。商業ペースに一番乗せられているのは、この僕のようです。

投稿者 staff : 19:17

2009年02月13日

舞台裏

インフルエンザが大流行・・・病院や診療所は混み合っていて、待ち時間も夏場とは大違い。泣きじゃくる子どもをあやしながら、なんとか時間を過ごして、診察、検査、そしてまたしばらく待って薬をもらい、家に戻ってきた頃には親子とも本当にグッタリ。インフルエンザと診断されて、タミフルとやらをもらったけれど、これがまったく飲んでくれない!医者の話では、タミフルを飲むとウイルスが増えにくくなるので、飲まない時と比べると2日ほど熱の回復が早いとか・・・。いつものカゼ薬ならなんとか飲めていたけれど、いやがる口にタミフルを無理矢理入れても吐き出すばかり・・・。

熱があまりに高いので熱冷ましの坐薬を入れてやりたいけれど、さっき入れてからまだ3時間ぐらいしか経っていないので、まだ入れられない・・・。医者は水分をしっかりとらせるようにと言ったけど、好きな飲み物さえも飲んでくれないし、どうやってとらせればいいんだろ・・・。おまけに、こんな夜に限ってお父さんは残業や出張・・・。もう、どうしたらいいんだろ・・・。

僕たちは病院やクリニックで何人も、日によっては何十人もインフルエンザと診断しますが、ご自宅での療養の舞台裏では、こんな感じで苦労されている方も多いと思います。インフルエンザに限らず、薬を飲んでくれない、坐薬を入れさせてくれない、水分をとってくれない、なかなか寝てくれないなど、実際の子育てや闘病の舞台裏では、本当に苦労されているお母さん方が多いと思います。僕たち医療者も、あるいはお父さん方も、そんなお母さんの苦労の舞台裏を十分に理解してあげる必要があると思います。

舞台裏といえば、先日の休日当番日はクリニックの舞台裏も大変でした。230人あまりの患者さんを受け付けて、多くの子どもさんの検査や処置をして、会計をして、安心感を持ち帰っていただけるように配慮する・・・この舞台裏を担ってくれたスタッフにも頭が下がります。最後の患者さんが帰られた後でいつも通りに掃除をして、いつも通りに挨拶をして、いつも通りに元気に帰っていったいつもの6人のスタッフを見て、僕の疲れも癒されました。

投稿者 staff : 08:31

2009年02月11日

休日当番日

先日の8日は高松市の休日当番でした。200人をはるかに超える子どもさんが受診されましたが、時節柄インフルエンザが多かったようです。インフルエンザが疑われると、検査待ち、結果待ち、そして説明となるため、実際の人数以上に混み合っていたと思います。仕方のない部分ではありますが、待ち時間が長くなった方もいらっしゃったと思います。僕も前の晩からなるべく水分を採らないようにして、トイレで中座したりしないように気をつけるのですが、やはり1カ所または2カ所の診療所でやる休日当番日の待ち時間はご理解いただきたいと思います。

あまりに忙しいと診察する僕自身もいらだったりするのですが、その日は高松日赤時代にお世話になった大先輩の言葉を思い出していました。「どうっちゃことないわ、頑張らんか!」一緒に仕事をさせてもらっていた頃、いろいろな壁にぶち当たった時に、そう言って叱咤激励してくれました。

2月8日の当番日はなぜか大先輩の声が聞こえるような気がして、「どうってことないですよね、頑張ります」そう心の中で返事をしながら、いつも通りに1日頑張ることができました。

60歳を超えていても、他に誰もやる人がいないと、自ら3夜連続で宅直当番をされることもありました。医師としても、人間としても、本当にとても大きな人でした。今はいろいろな意味で完全に引退されていますが、高松日赤で約10年間教えていただいたことを1つの財産として、香川県の子どもたちのためにこれからも頑張っていきたいと思います。

投稿者 staff : 14:53

2009年02月02日

見て見て攻撃隊

毎年この2月には、男の子を持つご両親にとってはちょっとしたイベントがあります。日曜朝の人気子ども番組、「スーパー戦隊シリーズ」の新シリーズ放送開始の時期なのです。メーカー側も新番組を待ちかねて、新ヒーロー関係のおもちゃをドンドン発売してきます。今回のテーマは侍戦隊とのことで、ネーミングも“シンケンジャー”だそうです。

しかし、自分の子どもたちがまだ幼かった時、親としての最大の強敵は「見て見て攻撃隊」でした。仕事から帰ってきた時、「お父さん、見て!今日私が幼稚園で書いた絵!」あたりから始まって、「見て!今日捕まえたトンボ!」「見て!ブロックでこんなの作った!」3人からあれやこれやの“見て見て攻撃”を受けると、疲れた身体には一層こたえます。もちろんそれが親の元気付けになる日もあれば、自分に余裕がない時などは爆発の種になったりもしました。

でも、「見て!見て!」と言ってきた時にちゃんと見てあげて、「なに?よく描けているなあ」とか「なに?うん、上手に出来てるねえ」とか言ってあげると、ますますヒートアップするのが子どもです。それで自信ができて、またやる気になって、また積極的に取り組んでいける・・・そう理屈ではわかっていても、いつもいつも良い父親ではいられません・・・。

ちょっと大きくなってくると「見て見て攻撃隊」の正反対で、「見ないでね」「(勝手に)触らないでよ」といった「ないない防衛隊」に大変身します。まあ、それが正常な発達段階といえばそれまでですが、「見て見て攻撃隊」の頃がちょっぴり懐かしくなったりするものです。もうちょっとまともに対応してやってたらよかったなあ、と後悔したりもしました。
もし、幼い「見て見て攻撃隊」の攻撃があれば、「なになに親衛隊」でいてあげて欲しいと思います。

投稿者 staff : 08:30

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