香川県高松市の小児科・アレルギー科・小児循環器内科 医療法人社団裕心会 あきた小児科クリニック

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青空がのぞく診察室から

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2007年07月29日

白衣を脱いで

開業されている小児科の先生は、白衣を着ずに普段着で診察されている先生が多いようです。それは、白衣の持つイメージで子どもさんを怖がらせないためという配慮です。今回、僕が開業する際にも、スタッフ、関連業者の方、そして患者さんたちからも、「先生、白衣は着るんですか?」という質問が何度もありました。「よし、僕も白衣を脱いで診察しよう!日赤時代からのイメージチェンジをしよう!」そう決めていました。

13年前に高松日赤に来る前は香川小児病院、その数年前には東京女子医大にいて、ICUやNICU、心臓カテーテル室が主な仕事現場だったので、白衣を着ることは少なく、オペ着(手術着)が主な仕事服であり、病院での普段着でした。普通に白衣を着たのは、徳島大学時代と高松日赤時代だけでした。
でも、僕には肉体的に大きな欠点があります。

それは、とにかく暑がりだどいうことです。暑がりの僕にとって、オペ着は最高・最上の洋服だった訳です。でも、オペ着で外来診察はできないので、大学や日赤ではケーシースタイルの短い白衣を着ていました。

「開業後は白衣を脱いで診察しよう」そう決めていたはずなのに、現実はご存じの通りです。
あれは、4月に入って日赤を辞める時期が近づいた頃のことでした。幼い時からのかかりつけの患者さん(中高生の女の子)の数人から言われたのです。「開業しても、自分たちがよく知っている今までの先生のままでいて欲しい」といった主旨のことでした。もちろんそれぞれの表現は違っていても、内面的なことも、イメージ的な意味もあったようです。テレビドラマに出てくるような洗練されたドクター服を着るとか、一般的な開業医スタイルとして白衣を脱いで普段着で診察するとかいったプランは、結局彼女たちの意見に負けてしまいました。

まあ僕の場合、白衣を脱いで診察するとなったら、ケーシーの下はランニングシャツなので格好にはなりませんが・・・。白衣を脱がなくても怖がられない先生、先生が白衣を着ていても怖がらせないスタッフや設備、これが自分の理想でもあります。

投稿者 staff : 12:50

2007年07月15日

北風と太陽

クリニックの処置室にはベッドを3台入れたのですが、点滴などが集中して足らなくなることがあります。この点は、今スタッフといろいろ検討している最中です。ところで、小児科では点滴や採血など子どもにとって苦痛や安静を強いられるものがよくあります。30分や1時間ぐらいの点滴時間も子どもにとっては長いものです。でも、「危ないからじっとしていて」とか「お母さん、おとなしくさせてください」とか言うのはいやなので、ポータブルDVDを何台か用意しました。好きなものを選んで見てもらうことで、強制的な安静を避けたかったのです。DVD見たさに、「今日も点滴して」なんてこともありましたが・・・。

テレビやDVD、携帯ゲームなどのメディアと子どもの関係については、問題点も多くあります。言葉の遅れやコミュニケーションの弊害も言われています。要は使い方次第だと思いますので、大人の都合だけでなく、子どもにとっての利点を考えて指導していけばいいように思います。

おとなしくして欲しい時、暴れて欲しくない時に、小さな子どもに「おとなしくしなさい」といくら言ってもお互いにいやな思いが増えるだけです。おとなしくできそうな環境を作ってあげる方が、効果的かつ精神衛生上もいいように思います。イソップ物語の『北風と太陽』のお話しのように、無理強いするのではなく、環境作りが大切なんでしょうね。本好きな子どもにしたければ、「本を読みなさい」と100回言うよりも、テレビを消して、おもちゃをかたづけて、まずお父さんやお母さんが本を開いて読む方が近道なのと同じですね。もちろん子どもにとっては、太陽だけでなく、北風が吹く厳しい環境も体験して乗り越えていく必要があるのは当然ですが・・・。

投稿者 staff : 10:27

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